- 最終面接では面接官もたくさんいるらしいし緊張する・・・
- 最終面接を最短で突破するコツって無いのかな?
- 絶対に内定を勝ち取りたい!
最終面接を迎えた学生さんが、結局十分な準備ができずに最終面接当日になり、惜しくも不合格になってしまうケースは非常に多いです。
たけちゃん
私は、人材業界で就活サポート、採用サポートを経験した後に、優良企業の人事に転職しました。今では新卒採用担当を務めており、人事の目線から学生さんに就活のアドバイスをすることができます。
最終面接は1対1の場合は少なく、
学生時代も私1人VS社長や役員と言った複数の偉い方々
という場合が多くあり、誰と目を合わせて話せば良いのかあんまりわかっていませんでした・・・。
そこで、この記事では学生さんが最終面接を突破するためには「誰にPRをすれば良いのか?」という最終面接突破テクニックをお伝えします。
この記事を読めば、最終面接であなたの内定決定権を持つキーマンが誰なのかがわかり、最終面接で内定をもらうための効率の良い準備ができるようになります。
結論を言うと、最終面接で学生さんの内定決定権を持つ人は多くがその会社の社長であるため、社長について調べ、社長へのプレゼンテーション・面接での受け答えを意識するだけで、内定獲得へ一気に近づくことができます。
ただし、社長以外にも決定権を持つ場合もあるため、その対策も必要です。
目次
最終面接で学生さんの内定決定権を持つ人は?
面接官全員で内定を決定するのでは?と思われたかもしれませんが、基本的には会社の最高責任者である社長の気持ち1つで決定することが多いです。
もちろん、社長は他の面接官の意見も参考にはするため、ここではどんな人が決定権を持っているかをお伝えしていきます。
会社の社長が最終面接官として参加する場合
新卒採用を行う多くの会社では、社長が最終面接に現れ、学生さんの内定を決める場合が多いです。
新卒から定年まで社員1人を雇うためには、3億円以上の費用がかかると言われています。会社にとっては大きな投資額になるため、責任者である社長自らの目で判断をされます。
たけちゃん
私の会社でも、他の面接官は『内定』の判断のところ、社長は『不合格』の判断をしたことで、不採用になってしまう学生さんも見てきました。
一方で、社長だけからの評価が高かったために、『合格』となる学生さんもいます。
会社の役員が内定決定権を持つ場合
会社の役員の方が決定権を持つ場合もあります。これは、大きな会社のために
- 社長の最終面接のスケジュールの確保が難しい
- 社長が自分の部下である役員に採用の責任を任せている
と言った理由があげられます。
ここでは、役員にも2つのタイプがいることをお伝えさせていただきます。
若くから入社して入社歴が長い役員
新卒や若い時からその会社に入社をし、会社への愛着が高い役員が最終面接を務めることもあります。
この場合、あなたの会社への志望度と言った「熱意」を伝えたり、会社の歴史に関する「逆質問」が効果的な場合が多いです。
入社歴が長い役員ほど、自分の会社について調べてくれる学生さんがいたら、嬉しいものですし、会社の歴史を語りたくなるからです。
入社歴が長くなく転職で入社した役員
入社歴は長くないですが、その会社に転職して高い実力を認められ、一気に役員に就任したり、最終面接に立ち会うようなポジションを任せられる方もいます。
この場合、論理的な思考を持つ方が多いため、あなたの熱意ももちろん大事ですが、「この学生さんが入社することで会社にとってどんなメリットがあるんだろう?」という、シビアな観点で面接をされる場合が多いです。
基本的なことではありますが、こういう方ほど質問に対して、
- 簡潔に結論から述べる
- その理由を結論に対して論理的に話す
- 理解しやすくなるように具体例を使う
の3つを、わかりやすく答える必要があります。
実力でのし上がった役員は、まずは高いコミュニケーション能力を学生さんに求めていますからね(;^ω^)
たけちゃん
人事目線でも、普段の仕事の会話でもこちらのタイプの方が話していて緊張しますね・・・。
その会社の人事(特に人事部長)
会社の人事の方が立ち会う場合も多いです。ただし、決定権を持つのは皆さんと年の近い若手人事ではなく、人事部長等と言った役職のある方になります。
人事部長であれば、もしかしたら最終面接を迎える前までにお会いする場面もあるかもしれません。社長や役員よりも、生の情報を収集しやすい相手になります。
内定決定権を持つ人への効果的なPR方法とは?
内定決定権を持つ方は多くの場合は社長ですが、役員や人事の社員ということもあり得ます。ここでは、どの場合でも共通で使える効果的なPR方法をお伝えします。
内定決定権を持つ人と目を合わせてお話をする
会社の社長が最終面接に参加される場合は、基本的には社長と目を合わせてお話をするようにしましょう。
目を合わせるだけで、受け手は「話を聞かなければ・・・!」という気持ちになるためです。
これは決定権を持つキーマンに、あなたの魅力をわかってもらうためのテクニックです。
たけちゃん
ただし、露骨に社長とだけしか目を合わせないのはお勧めしません。
他の面接官からは低い評価になってしまうため、社長7割、他の面接官3割、くらいの割合にしておくのが良いです。
- 誰が社長なのかわからない
- 役員や人事担当者しか参加していない
という最終面接のシチュエーションも十分あり得ます。
その場合は、中央に座っている方がキーマンである場合が多いため、その方に向けてプレゼンをするつもりで臨みましょう。
その人の考えや理念に沿うようにメッセージを伝える
先ほど、話し方というテクニックをお伝えしましたが、もちろん話す内容も大切です。
内定決定権を持つキーマンであろう方の、考え方や理念に沿うようにメッセージを伝えましょう。
- お客さんの役に立ちたい
- 社会に貢献したい
- 新しい価値を生み出したい
人の価値観は上記以外にも多種多様にあります。
効果のあるPRのために「社長」について徹底的に調べる方法は?
就活生
内定決定権を持つ人について調べる必要性はわかったけど・・・どうやって面接官のことについて調べればいいの?
と思う学生さんも多いはずです。
ここでは、最終面接官のキーマンとなる社長について調べる方法を解説します。
社長についてはメディアへの露出も多いため、比較的調べやすいです。
会社のホームページ
会社のホームページには、社長や会社の価値観について書いてある場合が多いです。
特に「トップメッセージ」や「企業理念」の部分が参考になります。
社長の考え方が、会社の公式ホームページに掲載してあることと、大きく違っていたらおかしいですよね(;’∀’)
書いてあることは抽象的であるため難しいのですが、頭で理解するまで是非何度も読み返してほしいものです。
新聞、SNS、YOUTUBEと言ったメディア
新聞やSNS、YOUTUBE等、有名な社長であれば様々なメディアで発信をされる場合も多いです。
たけちゃん
ただし、新聞について、その社長の記事がピンポイントで載っていて、その記事をたまたま持っていた・・・。なんてことはほとんどないと思います。
私も就活生の時は両親がたまたま地元の会社の新聞に掲載されたときに、見せてもらっていたので・・・(^-^;
ネットニュースや、ネットの新聞記事等、検索結果に表示されることは多いです。
メディアでは、社長は一般の方にも伝わりやすいように、会社の理念をわかりやすい言葉伝えることが多いです。
記事をたくさん読んで
就活生
この言葉をよく使うってことはこういった考え方を大切にしていることなのかな?
と、社長の人物像をイメージしていきましょう。
たけちゃん
うちの会社の社長も「新しい価値を生み出す」とか「社会に貢献する」と言った言葉をよくメディアで発信していますよ~🎵
そばにいる会社員として、こういった発信内容は嘘とか的外れなことを言っているわけではないな~、と強く感じますね。
会社説明会、座談会、面接で社長の印象を聞く
最終面接までに至るまでに、会社説明会、座談会、1次面接、2次面接・・・と、色々な場面で学生さんが会社の社員にお会いされることがあります。
その時に素直に
就活生
「社長ってどんな人ですか?」
と聞いてみることも良いでしょう。
その時に、社長が大事にしている価値観や考え方、会社のビジョンについて話が出たら、さらに内定へのゴールに近づくことができます。
社長について何を調べれば良いのか?
さて、社長について調べる方法が分かったところで、次は社長の何について調べるべきか?その項目をご紹介させていただきます。
企業理念や代表メッセージから読み取れる価値観や考え方
企業理念や代表メッセージを読むことで、社長の価値観や考え方等の、大事にしていることがわかります。
ただし、ホームページに書いてあることを面接でそのまま伝えても、社長の心には響きません。
- 社長が目標の達成や、挑戦という言葉をよく使っていた場合→目標の設定をして挑戦してきた経験が自分にはあるか?
- 社長が社会貢献という言葉をよく使っていた場合→自分はどういった団体や人々に、どんな形で喜ばれるように貢献してきたのか?
上記のように、価値観や考え方に沿った、あなたの経験をあなたなりの言葉で伝える必要があります。
妻(元人材業界)
自分の経験を自分の言葉で・・・。
難しいことをさらっと言うじゃないか・・・。(# ゚Д゚)
たけちゃん
ひぇ、申し訳ございません・・・💦
でも、最終面接まで来た学生さんほどの方であれば、自分のガクチカや過去の経験についてもしっかり考えてきているはずなんだ。
例えば、新しい価値を創造する、というのを大事にしている社長であれば、「自分がいた環境の中で何か新しいことに挑戦したり生み出したりしたかな?」ということを考えて、伝えてあげれば良いんだよ🎵
皆さんなら絶対できます!
どんな仕事をしてきたか?どんな部署にいたのか?どんな苦労をしてきたのか?
その会社の社長は、入社してからいきなり社長だったのでしょうか?そういったケースは稀なはずです。
実は社長の部署移動の経歴や仕事の経歴等は、掲載されている場合もあります。
- 営業の部署に配属されていた経験がある社長なら、お客さんに喜んでもらうためにどうやって商品を提案してきたのか?
- 開発の部署に配属されていた経験がある社長なら、せっかく生み出した新商品の良さを、営業マンを通じてどうやってお客さんに理解してもらったのか?
- 初代の社長であれば、創業時にどんな苦労があったのか?2代目以降であれば、前の社長と比べられてどういった困難があったのか?
社長が好きな言葉や話題は何か?
「よく社長が使っている言葉」というのは社員に聞いてみると案外出てくるものです。
特に、人事担当者は若手の方でも、社長とやり取りをされる場合も珍しくないため、聞きやすい人事の方に質問してみると良いでしょう。
その人がよく使っている言葉には、その人の考え方や価値観が反映されやすいです。
また、「社長に気に入ってもらう」という意味では、社長が好きなことも知っておくと良いでしょう。
会話形式のカジュアルに近い最終面接も多いため、社長の好きなことについて質問したり、雑談してみると「人柄が良い」と思ってもらえることもあるかも・・・。
ちなみに私の会社の社長の場合は・・・
たけちゃん
地元大好きかつ地元の温泉好きなので、そういった話題をしたら喜ぶよ!
と学生さんに教えてあげることもありました(笑)
【まとめとアクションプラン】社長に響く効果的なプレゼンとは?
以上、最終面接における学生さんの内定決定権を持つキーマンについてご紹介させていただきました。
もちろん、社長だけではないですが、最終面接では必ず、あなたの内定を決定するのに大きな権限を持つキーマンが存在するはずです。
時間が短く、行き当たりばったりの面接では、あなたの魅力を伝えきれないことも多いはずです。最終面接までに入念に調べて面接に臨んでください。
その情報集のためにも、チャンスがあれば絶対に最終面接に参加されるメンバーは、人事担当者から確認しておきましょう。
最終面接を迎えた時は、最終面接では誰が面接官を担当するのかを、人事担当者に聞いておきましょう。
そのうえで、その会社の社長が面接官をするならば、社長について調べ上げて、社長が好きそうな言葉や、話題を選び、面接では社長に向けてあなたのメッセージを思いっきり発信してください!
最終面接を控える学生さんにとって、少しでも参考になれば幸いです(`・ω・´)
たけちゃん
今回も閲覧いただきありがとうございました!
最終面接のキーマンはやはり社長・・・でも、社長だって人間のため、その日の気分や考え方によって面接結果が変わってしまう・・・
そんな理不尽なことも100%あり得ないわけではありません。
もしも最終面接に落ちてしまった場合も、すぐに復帰できるための就活支援サービスもありますので、ご興味ある方は下記の記事も御覧ください!
是非一緒に最終面接を突破しましょう~🎵