- 最終面接は意思確認だけなのでほとんどの人が合格するってほんと?
- 最終面接なんて茶番じゃん!
- 実際最終面接ではどれくらいの確率で合格するの?
最終面接を迎える学生さんは、上記のようなお悩みをお持ちなのではないでしょうか?
実は、最終面接は意思確認のため、合格する確率が非常に高い、と言われることもありますが、現役人事の私からすれば、『そんなことは全くない』というのが実情になります!
たけちゃん
私は、人材業界で就活サポート、採用サポートを経験した後に、優良企業の人事に転職しました。今では新卒採用担当を務めており、人事の目線から学生さんに就活のアドバイスをすることができます。
そこで、今回の記事では最終面接が茶番だと言われる理由や、その合格率、そしてそれを理解したうえでの対策をお伝えさせていただきます。
この記事を読むことで、最終面接を迎えても油断することなく、十分な対策ができるため、合格へさらに近づくことができますよ!
結論をお伝えすると、新卒の就活生の皆さんに向けた最終面接は、落ちる確率は非常に高いため、準備なしで行くと撃沈します・・・。
そのため、今できる対策は必ずしておきましょうね。
就活生の皆さんのお役に、少しでも立てればこれほど嬉しいことはありません(*´▽`*)
目次
最終面接での合格率は企業により様々?
最初にお伝えしておくと、最終面接の合格率はもちろん、企業によって様々です。ですが、ここでは一般的な就活の最終面接での合格率についてお話をさせていただきます。
2人に1人が合格する※茶番ではない
結論をお伝えすると、就活の最終面接では2人に1人が合格する、と言われています。
皆さんはこの数字を聞いて、どう感じたでしょうか?
1次面接、2次面接・・・という流れで、十分な評価を受けたうえで最終面接まで来た学生さんたちも、やっとの想いでここまで来たのに、最後は半分はあっけなく落ちてしまうのです。
高いか低いかはともかく、選考を受ける持ち駒の少ない学生さんにとっては、ちょっと不安になる数字な気はしますよね・・・。
そのため、『最終面接は意思確認の場のためほとんどの人は合格する』という話は、ほとんどの企業には当てはまらないため、鵜呑みにはしないほうが良いでしょう。
どうして『茶番』と言われるのか?
もちろん、最終面接は意思確認の場である会社も存在はするため、最終面接は茶番だという噂が飛び交っていると思います。
しかし、どちらかというとそれは
- 最終面接までの面接回数が普通よりも多く(3,4回以上)社長には顔合わせするだけと決めている会社
- 即戦力が求められ現場を把握している責任者の採用権限が強くなる中途採用の面接
この2パターンに当てはまる場合が多いでしょう。
そのため、基本的には最終面接を合わせて3回程度で完結するような面接の場合は、上記には当てはまらない場合がほとんどです。
合格率が違う最終面接の違いは?
先述した通り「最終面接は顔合わせのため内定がほとんど出る」という企業も存在することは事実です。
ここでは、パターンごとの最終面接とその合格率の違いについてお話させていただきます。
面接回数が少ない(1~3回程度)しっかり選考をする最終面接は合格率が低い
面接回数が少ない場合、1次・2次面接の現場責任者クラスの面接官だけでは採用の決定権が無い場合が多いです。
そのため、最終面接では社長や役員が内定を決定するしっかり選考する面接となり、合格率が低くなる傾向があります。
1人を新卒採用で採用し、定年まで雇用し続けるには約3億円以上の費用がかかるため、企業としても慎重に内定を出さざるをえません。
最終面接を含め3回程度の面接回数の場合は、最終面接で社長や役員があなたの内定を決定するために、不合格になる可能性も高いということを認識しておきましょう。
たけちゃん
私の会社は2回目で最終面接になる会社ですが、もちろんガッツリ選考させていただいております。毎年3分の1の方は不合格になりますね。。。
面接回数が多い(4回以上程度)意思確認程度の最終面接は合格率が高い
一方で、面接回数が非常に多い会社の場合は、すでに現場責任者や役員の選考の目を通してあり、高い評価を得ていることから、最終面接では社長との顔合わせで終了、というような企業も一部あります。
社長が各現場に採用を任せている会社では、こういった傾向が高いですね。
最終面接を含めて4回以上は面接をしているような会社だと、最終面接は意思確認の場、という一見茶番だと言われる面接になることもあるかもしれませんね。
とは言えども、茶番で終わる最終面接はほとんど無いのが現実ですが・・・。
どちらの最終面接も『社長・役員という面接官の心1つで落ちる可能性がある』
最終面接のパターンによる合格率についてお話をしましたが、一方で必ずご認識いただきたいのは、「まだ内定を出していないため社長・役員の最終面接の面接官の気持ち1つで、皆さんが不合格になる可能性は十分にある」ということです。
就活生
顔合わせの面接って聞くし大丈夫でしょう~🎵
といったふうに油断して最終面接を受けることで、社長や役員の心の琴線に触れてしまい、今までの面接で積み上げてきた高評価があったにもかかわらず1発で落ちてしまう、という事態もありえます。
何度も言うように、最終面接では「内定」という言葉が出るまでは、最後まで気を引き締めてくださいね。
合格率がわかったうえでの対策3選
とは言えども、多くの就活生であれば、誰だって油断をしたいわけでもなければ、面接で不合格にはなりたいわけでもありません。
そこで最後に、最終面接では不合格の可能性も十分にある真剣勝負の場だということがわかったうえで、最終面接で合格するための対策を3つお伝えさせていただきます。
①今までの面接を振り返る
まずは今までの面接であなたが面接官にどんな質問をされて、どんなことを話してきたのかを振り返りましょう。
最終面接では、最終面接官が今までの面接の記録を読み込んで、あなたとの面接を迎えるため、
社長
あれ?1次面接で話していたことと違うぞ?
ということがあると、それだけでマイナス印象になってしまうからです。
どんな質問をされたのか覚えていない場合は、ご自身が提出したESは再度読み込んでおきましょう。
ESも面接官は必ずチェックするため、書いてある内容を深堀するような質問もされるでしょう。
②志望理由を再度確認し企業への入社意欲を高める
あなたが『なぜその会社に応募したいと思ったのか?』という志望理由を再度確認し、その企業への入社意欲を改めて高めてください。
最終面接まで来た学生さんであれば、ある程度の実力や人物像は評価されているはずです。
そのため、最後の合否を分けるのは「その企業へ入社したいという情熱」である場合も多いです。
- あなたがその企業に入社したらどんなことを成し遂げたいのか?
- あなたがその企業に出会ってから最終面接を迎えるまでどんな感情の変化があったのか?
こういったことを是非振り返り、あなたの志望度を上げておきましょう。
最終面接での志望度について効果的に伝える方法はこちら!
③会社の理念やトップメッセージから自分と会社のビジョンについて考える
入社意欲を考え、あなたの目線で成し遂げたいことを固めていくと同時に、その企業にとってあなたを採用するメリットについても考えてください。
就職活動は学生さん側、企業側双方にとって良い活動になる必要があるためです。
そこで重要なのが、『企業理念やトップメッセージからその会社の将来のビジョンを読み解く』という方法になります。
企業理念やトップメッセージは抽象的なことが書いてあるため、学生さんたちも読み飛ばしがちではありますが・・・最終面接官である社長や役員が大切にしている考え方のため、是非読み込んでおきましょう!
企業理念やトップメッセージの読み方についてはこちら!
【まとめとアクションプラン】最終面接は茶番ではない!十分に対策をしたうえで臨もう!
以上、就活における最終面接での合格率やそのための対策についてご紹介させていただきました。
お伝えした通り、最終面接はほぼ合格する茶番、ということはほとんど無いため、十分な準備・対策をされ、最後まで油断なく最終面接を終えられるようにしましょう。
たとえ、人事の方から
人事
うちの最終面接はほぼ合格するよ~🎵
なんて言われたとしても、最終面接官である社長や役員は不合格通知をいつでも出せるため、あまり鵜呑みにしないように・・・。
最終面接では今までの面接と同じく、十分な対策をしたうえで臨みましょう。おすすめの対策方法は
- 今までの面接の振り返り
- 入社意欲を高める
- 企業理念やトップメッセージのチェック
上記の3つになりますので、是非実施してみてくださいね。
それでは、本日も閲覧いただきありがとうございました~!
就職活動に悩んだり最終面接突破のための対策をしたい方は、下記の記事も是非ご参考に!