【新卒就活生向け】社長も喜ぶ?最終面接後の効果のあるお礼メールの送り方

たけちゃん(中堅優良企業の人事)

たけちゃん(中堅優良企業の人事)

現役の人事・新卒採用担当で一児のパパ。
前職では人材業界で学生さんの就職活動サポートと企業さんの採用活動サポートに従事する。
現在は中堅優良企業の人事に転職して採用担当を務める。

就職活動に悩む学生さんにとって、人事の目線で少しでもサポートができればと思い、ブログを書かせていただいております。

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<strong>就活生</strong>

就活生

や~っと最終面接が終わったぞ!すっきりした~🎵

でも、お礼のメールって会社に送るべきなのかな?

効果があるのか微妙だし、正直メールを書くのはめんどくさいな・・・。

就職活動の最終面接が終わった後は、それまでの面接とは違った気持ちになりますよね。

達成感もあれば、合格するのか、不合格なのか、ワクワクと不安な気持ちの両面もあります。

だからこそ、最後まで全力を出し切るという意味でも、お礼メールを送るか否かについてお悩みの学生さんも多いのではないでしょうか?

実は、お礼メールは「送った方が良い」というのが一般的な考え方ですが、効果のあるメールを送らないと、正直なところ「内定を勝ち取る」という点においては、無駄になってしまう場合が多いです。

<strong>たけちゃん</strong>

たけちゃん

私は、人材業界で就活サポート、採用サポートを経験した後に、優良企業の人事に転職しました。今では新卒採用担当を務めており、人事の目線から学生さんに就活のアドバイスをすることができます。

というか・・・まずは本当に最終面接お疲れさまでした!結果がどうであろうと、最終面接まで通過できたということは、あなたは素晴らしいお人柄をお持ちなのは間違いないです!

そこで、あと一歩踏み出してもらうためのお礼メールについて今回は書かせていただきました。

私は正直、「お礼メールは送った方が良いって言われているし、ネットに書いてあるお礼メールのテンプレ文を送れば良いか」程度の気持ちでいました。

しかし、人事になってからは、採用担当ならではの視点も持つようになりましたので、その点で今回はお話いたしますね!

そこで、今回の記事では、最終面接後のお礼メールについて解説をさせていただきます。この記事を読むことで、お礼メールの必要性と、社長も唸る効果のあるお礼メールを送ることができるようになります。

結論をお伝えすると、最終面接が終わったら合否が決まる前にすぐにお礼メールを送るべきです。ただし、テンプレお礼メールを送ったところで意味は無いためご注意ください。

就活生の皆さんのお役に立てれば幸いです。よろしくお願いいたします(`・ω・´)

お礼メールは意味ないの?その理由を解説!

まずは、お礼メールが「あまり効果が無い」や「別に送らなくて良い」と言われている理由についてお伝えさせていただきます。

すでに合否が決まっている場合が多いから

正直、最終面接の結果は、学生さんがお礼のメールを送る前にすでにほぼ決定しているケースが多いです。

これは、面接官である時間の無い社長や役員が、直感的にスピード重視で決定するためになります。

すでに不採用が決まっているのに、お礼メールを送って結果が覆るのは難しいですよね・・・(-_-;)

内定を得るためのお礼メールとしては「意味の無い」メールになってしまいます。

それだけ、面接中の最終面接官であるキーマン(主に社長)へのアプローチは重要になります。もしご興味があれば下記の記事もご参考にしてください。

お礼メールはテンプレ文が多く人事にとって社長に転送する意味があまり無いから

人事として感じるのは、お礼メールを送ってくださるのはとてもありがたいです。

一方で・・・

<strong>たけちゃん</strong>

たけちゃん

このテンプレ文章で作ったお礼メールって、忙しい社長や役員にいちいち転送している人事ってそんなに多くないだろうな~

という想いもあります。

先述したとおり、すでにほぼ合否が決まっている状態の学生さんからのテンプレお礼メールを、社長や役員に転送したところで、結果はほぼ変わりません。

意味のないメールを転送して、社長や役員のメールを読む時間を奪いたくない、という人事も多いと思います・・・。

<strong>妻(元人材業界)</strong>

妻(元人材業界)

おい、こら!ちゃんとお礼メールは社長に転送しろ!

<strong>たけちゃん</strong>

たけちゃん

いや、僕はしているよ~💦

でも、他の人事の話を聞いている限り、人気の大手企業ほど、その手間までかけている人事は多くないんだ(-_-;)

だからこそ、送るときはそれだけ意味のあるお礼メールを送れるように内容を考える必要があるんだよ♪

お礼メールはあまり意味ない・・・それでも送るべき理由は?

お礼メールを送る必要がない理由を、散々にお伝えしましたが・・・

私としては、「内定を勝ち取るために全力を尽くす気持ちがあるのなら絶対に心を込めたお礼メールは送るべき」と考えております。

また、合否に影響しなくても、お礼メールは送るべきだと思いますので、次はその理由について解説いたします。

合否に影響する確率は「0」では無いため

先ほど、すでに合否が決まっている場合が多い、ということはお伝えしましたが、社長・役員会議ですでに決が取られているわけではありません。

面接が終わってすぐであれば「面接官同士の話し合い」程度のため、そこから結果を覆すことは不可能ではないです。

自分の想いを込めたメールを送ることで、入社したい会社からの内定を勝ち取ることがもしできるのであれば・・・その可能性に全力を尽くすべきでしょう(`・ω・´)

お互いが気持ちよく面接を終えることができるため

こちらは合否とは関係ありませんが、お互いの貴重な時間を使った面接という場に対して、その面接官に感謝の想いをつたえることは、人として大切なことだと思います。

私としては、感謝を伝えることを当たり前にできる学生さんであれば、たとえその企業の面接に落ちたとしても、必ず他の企業で活躍できると考えております(`・ω・´)

就活生の時だけでなく、今後の社会人のキャリアに向けた人格能力を形成していくためにも、お礼メールは送る手間はかけてみるべきでしょう。

社長に届く内定がでるための意味のあるお礼メールを送る方法!

では、内定を得るための効果のあるお礼メールとはなんでしょうか?

ズバリ、それは人事が社長に転送したくなるメールです。先述したとおり、人事もすべてのお礼メールを社長・役員に転送しているわけではないと考えています。

だからこそ、あなたの想いが届くには、人事の人が社長に転送する手間を考えたうえでのメールを作成すべきなのです。

また、意味のあるお礼メールの例文も掲載させていただきますので、是非ご参考にしてください。

人事が社長に転送したくなるメールとは?

では、人事が社長に転送したくなるお礼メールについて下記のポイントをお伝えさせていただきます。

人事が社長に転送する必要がある

正直、テンプレお礼メールは「人事が社長に転送する必要はない」です。すでに合否は決まっている場合も多いですからね(-_-;)

そのため、「これだけは是非社長・役員の皆様に伝えてほしい!」という熱い想いをメールで書く必要があります。

人事も、そんな熱い想いを学生さんからぶつけられたら、手間をかけてでも社長達に送りたくなりますからね(^O^)

また、メールの内容が関心させられたり面白いものだったとすれば、もちろんそのメールも転送したくなりますね。

その会社ならではのエピソードが具体的に書いてある

テンプレお礼メールは駄目ということは、一方で「私達の会社ならではのことが書いてあるような学生さんが一生懸命考えたお礼メール」は、転送したくなりますね。

  • 社長様の○○という言葉に感動して考え方が変わった
  • 役員の○○様の仕事への価値観が非常に共感させられるものだった
  • ◇◇という質問をさせていただいたが□□までお答えしてもらえるとは思わなかった
  • 社長様が△△がお好きとのことで~~がおすすめなので是非お伝えください

こんな風に、面接中の会話から拾えるエピソードはたくさんあります。

特に、4つ目は人事としては転送せざるを得ないのでおすすめですよ( ̄▽ ̄)

転送をする人事への気遣いも見られる

人事はテンプレお礼メールは社長や役員に基本的には転送しません。

人事だって選考時期は本当に忙しいためです(-_-;)いや・・・言い訳ごめんなさい・・・<m(__)m>

でも、それでも忙しい人事のことを想って

<strong>丁寧な就活生</strong>

丁寧な就活生

〇〇様が面接前に緊張をほぐしてくださり、リラックスして面接に臨むことができました。本当にありがとうございました。

しかし、お忙しい時期に申し訳ないのですが・・・

と言う風にお伝えしてくれれば、

<strong>たけちゃん</strong>

たけちゃん

あ、この学生さん人事の私達に気を遣ってくださっているな、なんとかしてあげたいな

という気持ちにこちらだってなります!

合否が決まる前に送る

合格を勝ち取るためのポイントしては、これが1番重要かもしれません・・・。

やはり、経営者は意思決定のスピードが速いです。完全に決まってしまった状態でお礼メールを送っても、その結果を覆すことは難しいです。

そのため、面接が終わったらできるだけ早くお礼メールをお送りしましょう。

志望度が高い企業であれば、会社から家までの距離が遠い場合は、面接が終わってすぐにカフェに駆け込み、お礼メールを作成するのもおすすめです。

素晴らしいお礼メールも、遅いようでは意味が薄まります。文章の構成は事前に考えたり書いたりしておけば、すぐにメールも送れるでしょう。

社長・人事に響くお礼メールの例文を紹介!

では、最後にお礼メールの例文を1つだけ記載させていただきます。

なるべく具体的なエピソードを盛り込むことを意識しながら、あなたなりの言葉で是非感謝の想いを伝えてあげてください!

例文

タイトル【面接の御礼とお願い】□□大学○○学部(お名前)

○○株式会社

人事部

△△様

いつも大変お世話になっております。

□□大学○○学部の~~です。

本日は、大変お忙しい中、貴重なお時間を頂戴しまして誠にありがとうございました。

(人事)さんが面接前に気さくにお話をしていただいたおかげで、リラックスして最終面接に臨むことができ、おかげで普段通りに面接を受けることができました。

本当に感謝申し上げます。

最終選考の大変お忙しいところ申し訳ございませんが、どうしても◎◎社長様、役員様にお礼をお伝えしたく、下記のメールをお送りいただけないでしょうか。

ーーーーーーーーーーーーーーー以下転送いただきたい文章ーーーーーーーーーーーーーーーーー

〇〇株式会社

◎◎様

(他の役員の名前)様、(面接官の名前)様

いつも大変お世話になっております。

本日、貴社の最終面接を受けさせていただきました□□大学○○学部の~~です。

本日は大変お忙しい中、貴重なお時間を頂戴しまして誠にありがとうございました。

皆様の和やかなお人柄・雰囲気のおかげで、私も過度に緊張することもなく、いつも通りの状態で面接に受けることができました。本当に感謝申し上げます。

特に、◎◎社長様の「社員の視点に立った仕事」と言う言葉が、私の今までの考えを変えるほどに印象的でした。

社会人になれば「お客様第一主義」というのが基本の考えだと思っていましたが、一緒に働く社員の立場にたった仕事をする大切さを本日は教えていただきました。

私も、貴社の一員になることができましたら、社員・お客様どちらの気持ちにも寄り添えるような仕事をさせていただきたいと思います。

私も、本日の面接により、ますます貴社への志望度が増しました。第一志望の企業様ではありますが、普段の実力を出し切ったうえでご縁が無い場合でも、悔いはありません!

末筆ながら貴社の益々のご発展と皆様のご健勝をお祈り申し上げます。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

================
○○大学○○学部○○学科
(お名前)
〒XXX-XXXX
東京都○○区○○X丁目X番X号
電話:090-xxxx-xxxx
Mail:□□□□□□□□□□□@□□□□□.jp
================

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

お忙しいとは思いますので、ご返信には及びません。

お体にお気をつけて、引き続きご活躍をお祈り申し上げます。

今後ともよろしくお願いいたします。

================
○○大学○○学部○○学科
(お名前)
〒XXX-XXXX
東京都○○区○○X丁目X番X号
電話:090-xxxx-xxxx
Mail:□□□□□□□□□□□@□□□□□.jp
================

いかがでしょうか?

<strong>怒れる就活生</strong>

怒れる就活生

ここまで作成するのはめんどくさい・・・。

そのお気持ちはすごくわかります。ですので、志望度の高い企業様にだけお送りするのも1つの手段だと思います。

皆さんのお礼メール作りに、少しでも参考になれば嬉しいです(*´▽`*)

【まとめとアクションプラン】どうせなら効果のあるお礼メールを送ろう!

以上、今回は最終面接後に社長に送るお礼メールに関して、内定が出るための効果的な送り方についてご紹介させていただきました。

再三お伝えしている通り、最終面接は社長や役員が迅速に意思決定を進め、すでに合否が決まっている場合が多いため、お礼メールが合否に与える影響は小さいです。

しかし、あなたが第一志望の企業の最終面接を終えて、わずかな可能性にかけてでもその企業の内定を勝ち取りたいのであれば、是非お礼メールを送るべきだと考えています。

ただし、テンプレ文章ではなく、面接の会話中にでた発言を拾いながら、その会社の具体的なエピソードを盛り込むようなお礼文章を作成しましょう。

さらに、そのメールが最終面接官である社長や役員に転送されるように、転送する人事の立場に立ったメールが送れるとなお良いでしょう♬

是非、最終面接での内定を獲得できるよう応援しております(*´▽`*)

<strong>たけちゃん</strong>

たけちゃん

記事を閲覧いただきましてありがとうございました。

お礼メールは大事なものですが、家にたどり着いてからヘトヘトな状態でメール文を作成するのは大変ですよね。

しかし、あなたにとって大変なことは、他の学生さんにとっても大変なため、差別化できる重要なポイントだと思います!

お礼メールを送った後のご褒美(甘いものとか)を用意しながら、最後のひと踏ん張りをしてみてくださいね♬

ちなみにですが、最終面接が終わった次の日からは、また別の企業の選考があったりと、就活が続く方は多いと思います。

最終面接に特化したサービスを下記の記事でご紹介していますので、是非ご興味があればご覧くださいね!

たけちゃん(中堅優良企業の人事)

たけちゃん(中堅優良企業の人事)

現役の人事・新卒採用担当で一児のパパ。
前職では人材業界で学生さんの就職活動サポートと企業さんの採用活動サポートに従事する。
現在は中堅優良企業の人事に転職して採用担当を務める。

就職活動に悩む学生さんにとって、人事の目線で少しでもサポートができればと思い、ブログを書かせていただいております。

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