- 最終面接の質問内容って何だろう・・・
- どんな質問が来るのかわかれば対策できるのに・・・
- 最終面接で聞かれることを教えて!
最終面接ではどんな質問が来るのか、どう対策すれば良いのか、そういったことでお困りの学生さんは多いと思います。
実は、最終面接で聞かれることはある程度決まっているため、頻出の質問内容を網羅しておけば、十分に戦うことができます!
たけちゃん
私は、人材業界で就活サポート、採用サポートを経験した後に、優良企業の人事に転職しました。今では新卒採用担当を務めており、人事の目線から学生さんに就活のアドバイスをすることができます。
結論をお伝えすると、今回は9個の最終面接頻出質問をご用意しましたので、こちらの回答を各企業に向けて準備していただければと思います。
学生さんの就活に少しでもお役立ちできれば幸いです(^O^)
目次
最終面接って何を見られるの?チェックポイントをおさえよう!
最終面接では、社長や役員と言った会社のお偉いさんが最終面接官となって、学生さんの合否を決定します。
時間が無い社長や役員にとって、チェックするポイントがないと、短い面接時間で学生さんの良さを見抜くことはできません。
そのため、最終面接ならではチェックポイントがあり、学生さんはそのポイントをおさえておく必要があるでしょう。
- 会社への志望度
- 価値観や企業理念とのマッチング
- 一緒に働きたい人なのか
- 長期的に活躍してくれる人なのか
大まかに、上記の4つのポイントになります。
チェックポイントをおさえたうえで、頻出質問の対策をした方が、面接官の意図に合う答え方ができます!
下記の記事では最終面接でのチェックポイントをもう少し深堀した内容を記載しておりますので、是非ご覧ください。
最終面接の頻出質問9選!
では、最終面接でのチェックポイントをおさえたうえで、頻出質問の対策を考えていきましょう。
- 人物像を知る(一緒に働きたい人なのか)
- 入社意欲を知る(会社への志望度、価値観や企業理念とのマッチング)
- 将来性を知る(長期的に活躍してくれる人なのか)
この3つのカテゴリーに頻出質問を分けさせていただきました。
1つ1つの質問を丁寧に対策していきましょうね(`・ω・´)
あなたの人物像を知るための質問
①自己紹介・自己PRをしてください
多くの企業でも、1次面接の段階から自己PRを求められる場合が多いため、この質問に関しては慣れていらっしゃる方も多いと思います。
ここでのポイントは
- 短く簡潔に自己紹介できるか
- 主張を裏付ける経験(エピソード)があるか
- 独自性を生み出せるか
上記の3点になります。
まずは自己紹介であれば1分程度で簡潔にご自身を紹介してください。
また、短い時間のため「見た目からでは判断できない独自性」も加えられると、面接官の気を引く良いポイントになります。
たけちゃん
意外性や独自性ってなかなか出せないですよね・・・。
面接官もたくさんの学生さんを見ているため、1人1人を特徴付けしています。そこで、「この人は〇〇な人なんだ!」と印象付けられると、自己紹介としてはとても良いですよ!
自己PRの場合は2~3分程度で、自己紹介よりも少し長めにご自身をアピールしてください。
この時に例えば「コミュニケーション能力が高い」と伝えるのであれば「コミュニケーション能力が高いと思われる根拠やその経験」は必ず伝えましょう。
面接官も、主張だけでは判断できないためです。
②志望理由を教えてください
志望理由は、後述するあなたの入社意欲を知るための質問でもありますが、それ以上に
あなたがどのような考えを持ってその会社に応募したのか?
というあなたの価値観を測る場合もあります。
- その会社の事業や理念にどのように魅力を感じたのか
- あなたの価値観に基づいた経験はあるのか
- 長期的に活躍してくれる人材なのか
このような観点で面接官はあなたの志望理由を聞いてきます。
志望理由については、下記の記事にて「志望度」について記載してありますので、是非ご覧ください。
③最後に何かお聞きしたいことはありますか?
逆質問の時間を通して、
- あなたが何に興味があるのか
- 会社のことについて調べているか
- 自分の考えを持っているのか
ということを確認されます。
また、良い質問ができる人は、総じてコミュニケーション能力が高いと判断されることが多いです。
そのため、良い逆質問を準備することで、内定獲得に近づくこともできます。
良い逆質問のコツとしては、『自分の考えを付け加える』ということです。
就活生
私は御社の○○の事業について△△だと考えていますが、□□社長のお考えを教えていただけないでしょうか?
というふうに、必ず自分の考え+質問というフレームワークで質問をしましょう。
下記の記事に逆質問を作る具体的なフレームワークも記載しておりますので、是非ご覧ください。
あなたの入社意欲を知るための質問
④弊社が第一志望の理由を教えてください
志望理由に近い部分がありますが、要は
最終面接官
内定を出したら本当に入社してくれるほど志望度が高いのかな?
ということを確認するための質問になります。
面接をしていて学生さんに第一志望なのか聞くと、「第一志望です!」と元気よく言って、理由を言わない学生さんもいます。
人事や最終面接官からすれば
人事
え!第一志望の理由や根拠を言ってくれないの?
となりますので、必ず第一志望である理由を伝えてくださいね。
- 競合他社に比べて〇〇の事業という分野で自分の力を発揮できそうだから
- 競合他社の社員さんよりも仕事に対して前向きな姿勢に惹かれたから
- 御社の〇〇の事業で△△というお客様たちに□□という価値でお役に立ちたいから
このように、その会社にしかない魅力+あなたの考えや力を発揮できる理由(あなたを採用するメリット)を添えましょう。
また、第一志望ではない会社の場合、第一志望だと伝えない正直で優しい学生さんもいらっしゃいますが、それはおすすめしません。
企業にとっても真剣勝負の場で、「社交辞令」くらいは言える学生さんでないと、余程優秀な方でない限りは内定獲得は難しいからです。
たけちゃん
「第一志望」と伝えるのは、嘘を付く、というよりは時間を取って面接してくださる方への「社交辞令・マナー」のような意味合いでとらえておくと良いでしょう。
下記の記事に第一志望と言い切る重要性についてまとめておりますので、是非ご覧ください。
⑤就職活動はいつまで続けますか?
こちらも上記の質問と同じような意図で質問される場合が多いです。
最終面接官
うちから内定が出たら就活を終了してくれるのかな?
という意味合いになりますが、こちらももちろん、内定が出たら就活を終了する、ということを伝えてください。
企業側も正直、他の企業を選考していることや、他に第一志望の企業があることは重々承知です。
それでも、最終面接という場に呼んだからには
社長
うちの会社への誠意をパフォーマンスで良いから見せてほしい・・・第一志望ではないと言われたくない
ということを感情としては持っているはずです。
是非、この質問が来たら
を述べて、面接官を安心・納得させてあげてくださいね。
例文
はい、御社から内々定をいただいた場合、就職活動を終了させていただきます。
御社の事業は他社の事業と比べてお客様の目線で作られた商品が多いと感じ、私も自分の〇〇という強みを活かして、御社の製品の魅力をお客様に広めていきたいと強く考えているためです。
たけちゃん
結論から述べたうえで、その理由を伝えてくださいね!
また、不安そうな表情や声のトーンでは、第一志望の説得力に欠けてしまいます。
はい!第一志望です!という言葉は何度も声に出して練習しておきましょう。
⑥現在の選考状況を教えてください
現在の選考状況の確認を通して
- 他にはどのような特徴を持つ企業を受けているのだろう
- ○○の事業に興味を感じたのなら同じ業界の企業は受けているのかな
- 今受けている企業の中なら、内定を出したらうちに来てくれそうかな
というふうに、あなたの主張に一貫性と、内定を出したらどれくらいの確率で会社に入社してくれるのか、ということを面接官が考えるための質問になります。
結論をお伝えすると、全て正直にお話する必要はありません。
今までの主張に対して、辻褄が合うようにお話をした方が面接官からの評価も高いためです。
例えば、○○という事業に魅力を感じて応募した学生さんが、同じ業界の企業を一つも選考していない場合、
最終面接官
うーん、主張と行動が一致していないな・・・
と面接官は感じてしまいます。
正直なのは日常生活や仕事の場面では大切なことですが、30分~60分という短い最終面接の場で、事細かにあなたの選考状況をお伝えしてしまうと、
- 時間が足りなくなってあなたの魅力が伝わらない
- 辻褄が合わなくて評価が下がってしまう
ということにもなりかねないため、是非あなたが今まで話している志望理由に沿った回答をしてください。
あなたの将来性を知るための質問
⑦あなたのキャリアプランを教えてください
キャリアプランは、あなたが将来その会社で働くうえでの
- 長期的に働くイメージができているのか
- 何を目標に頑張っていきたいのか
という、あなたの将来性について知るための質問になります。
⑧10年後のあなたの姿を教えてください
こちらはキャリアプランの質問とほぼ同じような内容になります。しかし、1点違うとすれば、是非将来のあなたの「理想の姿」が何かを付け加えましょう。
それは、10年後自分がどうなっていたいのか、だけでも構いません。しかし、
- 自分は今後の人生においてどんな理想の自分を描いているのか
- そのためには10年後はどのような自分になっていたいのか、
という2つの観点からお伝えできればより良いでしょう。
そうすれば他の就活生よりも「長期的な視野」を持った学生さんだと評価していただけること間違いなしです(`・ω・´)
就活生
私は将来的には🔲🔲という人生を歩んでいきたいと考えており、そのためには10年後までには〇〇という姿になりたいと考えております。そのために、3~5年後までには△△という目標を達成したいです。
このように、10年後に縛られるのではなく、時間軸に区切ってあなたのなりたい理想の姿をお伝えしていくと、面接官もイメージしやすくなりますよ。
⑨入社後どのように活躍できそうか教えてください
この質問の場合のポイントは下記の2点です。
- 入社したらあなたの強みを用いて会社でどのような活躍ができそうか
- 入社して最初の部署や職種に対しての希望はあるか
まずは、あなたが入社後に強みを活かしてどのように活躍できそうか、ということを面接官はイメージしたいはずです。
そのため、あなたの強みをお伝えしながら、あなたが活躍できる部署や職種、つまりどのように働きたいのかの希望をお伝えしましょう。
そして、その働き方や気概を、会社で活かすことができるか、それを面接官は考えて内定か不合格かの判断をします。
ただし、あなたの働きたい部署や職種が、例えば人事や総務等の採用枠が少ないものよりも、採用枠が多い部署や職種の方が、マッチングという意味でも、内定が出る確率はUPします。
たけちゃん
難しい判断になる部分ではありますが、今一度ご自身が、「その会社でどのような働き方や活躍がしたいのか」を徹底的に考えてから、最終面接に臨んでくださいね。
受かる人の特徴としても会社と学生さんとのマッチ度合いがあげられています。もっと詳しく知りたい方は、是非下記の記事をご覧ください。
【まとめとアクションプラン】頻出質問の回答は準備しておこう!
以上、今回は最終面接での頻出質問を9選に絞ってご紹介させていただきました。
ここまで質問を記載しておいてこう言ってしまっては良くないのですが、
緊張した就活生
○○の質問が来たら△△で返そう!
と、決め打ちしてしまうと、あなたの素や良いところを面接官に発揮できず、不合格になってしまう場合もあります。
- 自分の良いところ・強みってなんだろう?
- 自分がその会社で働くなら、どのような職種でどうやって活躍していきたいだろう?
- 数年後、自分はどんな社会人になっていれば理想的なんだろう?
- その会社で働きたい理由ってなんだろう?
というポイントを、紙に書き殴り、頭の中で整理して会話のようにスラスラと話せるようになるのが理想だと思います。
不安な就活生
面接でスラスラと話せるようになれないよ・・・。
という方は、圧倒的に社会人との会話不足もあるかと思いますので、是非下記の記事から最終面接でのおすすめ就活サービスも参考にしてみてください。
それでは、今回も閲覧いただきありがとうございました。
最終面接突破の参考になればとても嬉しいです(`・ω・´)