就活生
第一志望ではない会社の最終面接を受けるけれど、第一志望か聞かれたときにどう答えようかな?
「第一志望です!」と嘘を付くのもなんだか罪悪感があるし・・・。
就活生
『御社が第一志望です!と伝えてね』
『御社は第一志望群です!でも良いよ』
『正直に答えて良い・・・自分の納得する就活のためには!』
インターネットを見ても色々な考え方があって何が正しいのかわからないよ~💦
最終面接を控え、このようなお悩みを持つ学生さんも多いのではないでしょうか。
実は、最終面接で志望度を確認されたときには、「正解」の答え方があります!
たけちゃん
私は、人材業界で就活サポート、採用サポートを経験した後に、優良企業の人事に転職しました。今では新卒採用担当を務めており、人事の目線から学生さんに就活のアドバイスをすることができます。
結論をお伝えすると、「第一志望です!なぜなら・・・」と答えることが最終面接での答え方としては正解になります。
就活に悩む皆さんのお役に少しでも立てれば嬉しく思います(*´▽`*)
目次
最終面接で「弊社が第一志望ですか?」と面接官が聞く意図とは
まずは最終面接で、企業の社長や役員と言った面接官が、学生さんに「第一志望か」を聞く意図について認識をしておきましょう。
意図が分かれば、最終面接官の社長や役員が、あなたにどんな回答を期待しているのかがわかりますよ(`・ω・´)
会社への志望度を確認するため
学生さんの合否を決めるうえで、会社への志望度は非常に大切です。
せっかく内定を出しても、他に魅力を感じている会社から内定が出てしまえば、その会社へ入社される可能性が高く、内定辞退につながるためです。
- うちの会社は選考中の企業の中で何番目くらいなんだろう?
- 他にどんな会社を受けていて選考状況はどうなんだろう?
- 第一志望と言ってもらえたとしてもその理由を明確に知りたいな
最終面接の「第一志望ですか」という質問を通じて、上記のようなことを確認し、学生さんの会社への志望度を判断します。
社会人としての適性を見るため
学生さんが「社会人としての適性があるか」についても、最終面接では見られています。
「適性」というと大げさに聞こえますが、つまり「あなたがその場に合った周りが求めている発言をできるかどうか」ということになります。
具体的には「本音と建前」について理解しているか、理解したうえで最終面接という大切な場面で建前を言うことができるか、を面接官は知りたがっています。
※「建前」とは、表向きの意見や考えのことです
最終面接官を務める社長や役員は「ビジネスの厳しさや辛いこと・苦しいこと」も味わってきた方々です。
もちろん、「嘘を付かない」ことも大切なことなのですが、それ以上に、「社会人として徹することができるか」を面接で見ています。
社会人になれば
営業マン
他社と比較してうちの商品が弱いことはわかっているけれど、それでもお客様にお勧めしなきゃいけない・・・
という場面も必ず訪れます。
その時に、なんでもかんでも正直に「うちの会社の製品よりもライバルのこの製品の方が良いですよ」と言う営業マンは、経営者からしたら
経営者
建前を言えないようでは、まだ社会人ではないね・・・
という判断になります。
こういった社会人としての適性を確認するために、最終面接では第一志望かを聞かれるのです。
最終面接で面接官が感じていること(最終面接の前提)
最終面接で面接官が第一志望か否かを聞く意図を理解したうえで、最終面接官が今の学生さんに感じていることをお伝えします。
感じていることと言っても、最終面接官からすると「当たり前」、「前提」といった意味合いのお話になります。
企業側もあなたが「第一志望」ではないことはわかっている
最終面接官は今までたくさんの学生さんの面接をしてきている方々です。
正直「第一志望と言われて内定を出したけど内定辞退をされた」場面はたくさん経験してきています。
ですので、学生さんが第一志望と答えたところで「他の企業の方が志望度が高い」可能性があることは、重々承知していらっしゃいます。
志望度は後からいくらでも変わることを理解している
内定辞退を多く経験してきた最終面接官からすれば、「学生さんの志望度が後から変わってしまう」こともよくあることです。
実際、皆さんも「最初は本当に第一志望だったけど、他社の説明会や面接を受けていくたびに、他社の方が志望度が上がった」という経験は、これから起こる可能性が高いです。
たけちゃん
ちなみにですが、今では私の会社では社長や役員は、学生さんに志望度を聞くことはあまり無いです。
本音が見えない学生さんには質問する程度です・・・。
昨今の就活事情を鑑みるに、学生さんが他の魅力的な企業を選考されていることを知っているからでしょうね。
「御社が第一志望です!」と答えるべき理由は
最初に結論をお伝えしましたが、皆さんが「弊社は第一志望ですか?」と聞かれたときに、必ず「第一志望です!」と答えましょう。
その答え方が、皆さんが最終面接を突破してまずは内定を獲得するために、一番可能性の高い方法だからです。
ここでは、「御社が第一志望です!」と答えるべき理由について解説していきます。
企業は入社してくれる学生さんに内定を出したいため
企業は学生さんに、いくらでも内定を出せるわけではありません。
内定を多く出しすぎて、万が一内定辞退が予定よりも大幅に少ない場合、今度は多くのコストを抱えてしまうことになるためです。
だからこそ企業は、採用したい人数から大きなブレが無いように「本当に入社してくださる志望度の高い学生さん」に内定を出そうとします。
たけちゃん
ただし、あなたがめっちゃくちゃ優秀で、面接官からしても「わが社に来る可能性は低いけれど、入社していただければ絶対に活躍する人材なので、内定は出しておきたい!」というスーパー無双就活生の方であれば、別に第一志望と答えなくても内定が出る可能性は高いです・・。
「第一志望です!」と社交辞令が言える社会人としての適性がある方に内定を出したいため
先述したとおり、最終面接官はあなたの「社会人としての適性」も見ています。
忙しい社長や役員が集まった人生を決める大切な最終面接という場面で、
正直学生さん
いえ・・・御社より志望度が高い企業があります・・・
と答えるのは、正直ではあるものの、「自分の思ったことしか言えない学生気分の方」という評価になる可能性が高いです。
面接官
ビジネスの大事な場面で、本音ばかりでなく、お客さんに社交辞令や建前を言える方なのかな?
面接官もこう考えているため、必ず社交辞令でも良いので「第一志望」だということを強く言えるようにしておきましょう。
内定をいただける可能性がグッと上がるため
- その会社への志望度が高い
- 大事な場面で相手の意図したことを言える
あなたが「第一志望です」と答えるだけで、上記の2つの評価を、最終面接官からいただくことができます。
納得内定は大切なことです。しかし、内定をいただくことができないと「納得するための企業選択」もできない状態になります。
だからこそ、あなたの内定の可能性を高めるために、「第一志望です」と答えるべきなのです。
「第一志望ですか?」と聞かれたときの答え方テクニック
では、この質問に対して、正しい答え方のテクニックをお伝えさせていただきます。
はい!第一志望です!・・・だけはNG
まず、「はい!第一志望です!」で終わりなのはNGです。
たけちゃん
いや!それだけではわからないし、もっと喋ってよ!!💦
と、最終面接に立ち会う人事からすれば、学生さんに期待しているだけに、そう思ってしまいますね(;’∀’)
最終面接官の意図としては、先ほどお伝えした通り
社長
- うちの会社は選考中の企業の中で何番目くらいなんだろう?
- 他にどんな会社を受けていて選考状況はどうなんだろう?
- 第一志望と言ってもらえたとしてもその理由を明確に知りたいな
上記のような想いで質問をしているのに、この一言だけで終わらしてしまうと、あなたの考えや志望度が全くわかりません。
皆さんも、ご友人とお話するときに、「イエスかノーだけで会話が終わってしまう」と寂しさを感じますよね?
面接官も人間ですので、イエスだけ返ってきたら寂しく感じてしまいます。。。端的な回答で終わらないようにしましょうね(-_-;)
必ず理由や具体例を付け加える
イエス、だけで終わらせないためには、必ず理由や具体例を付け加えましょう。
この理由や具体例には、あなたの考えや会社への想いを伝える絶好のチャンスです。
- 御社の社員と何人もお会いして皆さんが△△という想いで仕事に取り組まれている姿勢に感動し、私もその一員として御社で□□という活躍ができるような社員になりたいと感じたため
- 他社の〇社と比較して、御社は🔲🔲という事業分野で、~~のお客様に対して××というお役立ちができるように感じ、私もその分野で世の中に貢献したいと感じたため
このように、その会社独自の「第一志望である理由」を、あなたなりに考えて伝えてあげましょう。
ここで注意点は
- 御社なら成長できるから
- 御社は教育制度が整っているから
- 御社のシェアが業界の中で非常に高いから
と言った、「あなた目線での企業の魅力」を理由にはしないようにしましょう。
高評価をいただきたいのであれば、あくまで会社目線のメリットを考えた理由にすることがポイントです(`・ω・´)
合わせて知っておくべき「内定が出たら就活を終了しますか?」に対しての答え方
第一志望なのか否か、という質問をせずに、
嫌な面接官
内定が出たら就職活動を終了しますか?
というような、半ば強制さを感じさせる質問をする面接官もいらっしゃいます。
この時の回答方法についても説明させていただきます。
「はい、就職活動を終了して御社に入社させていただきます」が正解
もちろん、こちらも今までの理由と同じように、
就活生
その会社が第一志望であるため、第一志望の会社から内定をいただけたら就活を終了します!
という考え方・答え方でOKです。
「第一志望ですか?」という質問に対して、第一志望と答えた後に、このような質問を重ねてくる場合もありますので、それでも強い気持ちで答えてください(;’∀’)
最初に申し上げた通り、企業は学生さんの志望度が変わることは重々承知です。
就活生
嘘を付いているようでなんだか申し訳ない・・・
と感じてしまう心優しい学生さんもいらっしゃいます。
しかし、「時間を割いてまで最終面接をしてくださる社長や役員の皆さん」に対して、その想いにこたえるためにも、是非精一杯の社交辞令をしてあげましょう。
【まとめとアクションプラン】「第一志望です!」と強く言える練習をしておこう!
以上、新卒就職活動において第一志望を聞かれたときの具体的な答え方についてご紹介させていただきました。
最終面接官である企業の社長や役員も、忙しい中時間を割いて学生さんの面接をしています。
それは、もちろん会社の採用に関わることだからということもありますが、同時に学生さんの人生が決まるかもしれない大切な場面だということも重々承知しているからです。
そんな大切な場面では社交辞令で良いので、相手に思いやりを持って「御社が第一志望です」と強く言えるようにしましょう。
面接官は、その時の学生さんの目、表情、声のトーンで志望度を判断することもありますので、是非最終面接前は「御社が第一志望です!」という言葉を、何十回、何百回練習しておきましょう!
そして、その会社ならではの第一志望の理由をはっきりとお伝えしてあげてくださいね(^^)/
それでは、本日も閲覧いただきありがとうございました(*´▽`*)
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